嘘つきの言葉たち

都市療法はてブロ支部

フェイクドキュメンタリーQ 「マインドシーカー - MINDSEEKER」

「Q」の16話、シーズン2の4話。

www.youtube.com

 

VHSテープと思われる古い映像を見ている3人の男性。

テープの内容は、「裏返しになっているカードの模様を当てろ」「画面の中の風船を動かせ」といった、超能力を開発するためのものらしい。そんなのできるわけがないんだけど、ビデオを巻き戻してやり直すと結果が変化していく。

名前の「マインドシーカー」は、ファミコンであったマインドシーカーという有名なゲームまんまだろう(世代じゃないのでやったことはない)。

ビデオなのに結果が変わるみたいなのは遊戯王で見た気がするけど、あれは別に結果が変わってるわけじゃなくて予め予想した内容が入っていただけか……。

 

演技がなかなか良く、3人の男性のほか2人はすでにやったことがあり、やったことのない1人の男性に「まあまあやってみろって」とニヤニヤしながら促す感じ、1人がちょっと困惑してる様子がすごいリアル。

テープの中に出てくる字幕やナレーションの言語は明らかにロシア語っぽいけど、作中人物が「エジプト…?」とか言ってるのがちょっとアホで笑う。ロシア語わかる人解読してくれないかな。さっとぐぐった感じだとでてこなかった。

 

途中で映像内の風船が動くシーンは、まあ怖くはなくて、作中の人物が「なんで!?うおおお」みたいになってるのと近い感覚だったけど、女性が振り向くシーンはやっぱちょっとだけ怖いな。風船とは違う、人の顔だから。

見てて、女性が振り向いたらとんでもなく不気味な顔してるとか、最後にはおそろしいメッセージが表示されるとか、そういうのを期待してたけど、「Q」なのでそういうことは起こらず終わった。

 

自分で考えたアイデアを言うのもアレだけど、「女性が振り向いたらとんでもなく不気味な顔してる」はいい線いってるとは思ってて、単に怖くするなら色々案が思いつく。

ジャンプスケアを使わないこだわりとかはちょっと別だけど、それ以外にも「Q」は怖さより、なんともいえない後味の悪さを出すことにこだわっているのだろうと思う。

それがなんか、「別に真相とかオチとか考えてなさそう」っていうとこにも繋がってるわけで、賛否を生みそうではある。